証券アナリストをめざしてみよう

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証券アナリストと企業のIR活動

■IRの役立ち

IRは、投資尺度としても役立ちます。
現在、日本インベスター・リレーションズ協議会、日本証券アナリスト協会、東京証券取引所などが、毎年「ディスクロージャー」や「IR」の優良・優秀企業を各々選出しています。

■IR優良企業

IR優良企業は、IR活動をしているからといって、すべての企業が「適正な株価形成」という目的を達成できるとは限りません。

しかし、「良いディスクロージャーとIR活動」を目指して、「継続的」に「信頼性」を重視し、説明を「明瞭に」行っている企業には、多くの投資家、アナリストの共感が集まり、株価面でも「IRプレミアム」が現れることは実証することができるのです。

■証券アナリストの活動と企業自身のIR活動の関係

証券アナリストの活動と企業自身のIR活動の関係は不可分であり、仮にどちらが欠けても成り立たないことはいうまでもありません。

そうした関係の中で、「各種の説明会」や「公開前会社説明会」でアナリストが居眠りしているのに耐え難い屈辱を覚え、「IR活動を嫌いになった経営者」も実際にいることを忘れてはならないでしょう。
証券アナリストの責任は重く、評価も厳しいのです。

■証券アナリストはIR活動の重要なターゲット

証券アナリストはIR活動の重要なターゲットあり、アナリストは投資家と企業の間に位置し、「投資情報」を投資家に提供するのが、主たる仕事になります。

これを企業側のIR活動から見れば、「アナリスト」はその背後に存在する投資家に「自社の投資情報や株価判断」を提供してくれるものになります。

「セルサイド・アナリスト」のみならず、「ファンド・マネージャー」「バイサイド・アナリスト」も重要なターゲットなのです。

■IRの場を白けさせる証券アナリストの質問

IRの場を白けさせる証券アナリストについてですが、いつもは投資家やアナリストのサイドに立って、企業のIR活動を支援したり批評されたりしていますが、ここではアナリストの「ジェントルマンシップ」について述べてみましょう。

「会社説明会」や「決算説明会」で、質問があまり出ずに、不活発さが目立つと言われるが、中には「説明会」を盛り上げようとする意図か、はたまたアナリストの売名行為なのか真意はわからないが、とんでもない失礼な質問を経営トップに投げかけるアナリストが存在するのも事実です。

証券アナリストがものを考えたり執筆したりするときには、絶えず「批判的な眼」を持って、会社の開示情報を鵜呑みにはしない方が良いですが、IRはあくまで証券アナリストと上場会社間の「リレーション」であり、他人を不愉快な気持ちにさせたり、故意に「礼を失する発言や行為」があってはいけないのは言うまでもありません。

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