証券アナリストをめざしてみよう

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セルサイドアナリストの仕事2

■市場インパクトのあるレポート

市場インパクトのあるレポートの書き方は、短いレポートであれ長文のディープなレポートであれ、読む人にわかりやすい「視点とメッセージ」が欠かせません。

話術にしろ、文章にしろ「起承転結」が重要ですが、証券アナリストの発信する情報は「プロの高度な投資情報」であることには相違ありません。

しかし、やたらに一般人には馴染みのない「専門用語」を多発し、それだけで「プロらしさ」を、かもし出そうとする証券アナリストでは、いずれ投資の社会からは見放されてゆくことは間違いないでしょう。

■インタビューへの準備

インタビューへの周到な準備は大事なことであり、何の脈絡もない質問をブツブツに切り、思いつくまま質問するのではなく、質問の順序や流れも「起承転結」が重要になってきます。

■担当企業訪問への準備

担当企業訪問への準備としては、企業のHP(ホームページ)に、まずアクセスして、企業概況、沿革、経営者のプロフィール、経営理念・戦略、過去の業務推移、株主構成、取引先、特に「ディスクロージャーとIR」のクリック・ボタンを押すことは絶対に忘れてはなりません。

上記の作業を通じて、疑問点、不明点、注意点などを整理しておくと、それらが質問やアドバイスにつながってゆきます。

従来は電話で、前任者から引き継いだ人にアポイントをお願いするなり、不在の場合は伝言してもらったりして、訪問日を決めたのですが、IT時代は、訪問希望日メールで受け付けている企業もあります。

訪問日までには、ミーティングの相手名、質問とその順序、訪問企業までの所要時間などを再確認しておきます。
また、当日自分が着てゆく服装などにも気配りは大事なポイントでしょう。

ノートの書き方であるが、質問順序とどの質問の回答を多く期待するかで、質問(Q)と回答(A)のスペースのとり方にも工夫が生まれます。
重要な回答と感じたときは、黒から赤色にボールペンの色を変えるのも名案でしょう。

重要な質問は今期の業務経過と来期の予想であることは、アナリストの共通点であると思われますが、相手がいつも「ノーコメント」のときには、訪問日から自分の予想前提、各項目の予想数字などを作成しておき、それを相手に見てもらい、コメントをもらうのも名案ではないでしょうか。

■PEG

PEG(Price earnings growth ratio)
「PER÷EG:今後3~5年間にわたる中期的な一株当り利益の成長率」が、米国のナスダックのHP(ホームページ)あたりにも登場し、小型の成長企業を評価する際の新たな投資尺度としての有用性を認められつつあります。

■PER

PER(Price earnings ratio)「株価収益率=株価÷予想一株当り利益」はいまだにアナリストの間で一般的に使用頻度の高い投資尺度ですが、次第に旧弊な(オールド・ファッション)イメージを拭いがたくなってきています。

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