証券アナリストをめざしてみよう

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証券アナリストの活躍の場1

■アナリスト協会が認定する資格

アナリスト協会が認定する資格とは、日本証券アナリスト協会が実施する通信教育講座を終了し試験に合格した上で、証券分析業務の実務経験を3年以上有すると認定されなければなりません。

通信講座は1次レベルと2次レベルに分かれており、試験を受けるにはそれぞれのレベルの講座を終了していることが条件となります。

■証券アナリストの職域

証券アナリストの職域とは、株式や債券などの証券を買ったり売ったりには、投資対象である企業・団体の経営状態や財務状態を知っておかなければなりません。

次に運用の期間や、どのくらいの利益(リターン)を期待し、どの程度まで損失(リスク)を負担できるかによって投資先を選定する必要があります。
こうした投資の意思決定に関する一連のプロセスに関与する専門職が証券アナリストです。

■リサーチアナリスト

リサーチアナリストとは、証券会社の調査部門などに所属して、経済、産業、企業の調査を行って情報を収集し、企業が発行している証券の分析と投資価値のの評価を行います。

■エコノミスト

エコノミストとは、銀行や証券会社が設立した経済研究所などに所属し、国内外の政治情勢、国際収支、為替、景気、金利、物価、雇用など、マクロ経済の分析を行って、中長期の経済動向を探り、予測するのが仕事です。

■企業アナリスト

企業アナリストとは個別の企業の収益、財務、経営戦略、商品・技術開発、雇用・人事、企業を取り巻く環境や業界の動向など、その企業が発行している株や債券の価格に影響するあらゆる情報を収集し分析します。

■テクニカルアナリスト

テクニカルアナリストとは、過去の株価や売買高などから相場の動きを読み、その変動パターンから将来の値動きを予測します。チャート(グラフ)を使って分析を行うので、チャーチストとも呼ばれます。

■クオンツアナリスト

クオンツアナリストとは過去の過去の相場の動きや企業業績の変化、マクロ経済の影響など、膨大なデータを統計的な方法を用いて数量的に分析していきます。

■ストラテジスト

ストラテジストとは投資意思決定の流れで言うと、調査部門であるリサーチアナリストと、運用担当者であるファンドマネージャーの中間に位置するような職種です。
投資の条件(期間、期待するリターン、リスクの許容度など)と市場の将来予測にもとづいて、資産を国内外の種類の異なる金融商品に、それぞれどんな比率で配分すれば最も有利に運用できるのか、配分案を策定する人をいいます。

■ファンドマネージャー

ファンドマネージャーとは銀行、投資信託委託会社、投資顧問会社、保険会社、企業の資金運用部門などにおいて資金運用を担当しています。

■証券会社の調査部門

証券会社の調査部門や調査研究機関では、マクロ経済、産業、企業、証券市場、投資戦略立案など各専門分野を担当するアナリストを擁して、情報収集と分析を行い、分析結果をバイサイドの運用担当者や一般投資家に向けて発信しています。

■アナリストが活躍する業界

証券アナリストが活躍する業界とは、主に金融機関と金融機関の関連会社、一般事業会社の資金調達・運用部門などですが、アナリストの世界ではこれをセルサイドとバイサイドに分けています。

セルサイドとは証券を売る側という意味で、証券会社や証券会社が設立した調査研究機関をいいます。
バイサイドは証券を買う側で、投資家に代わって証券を購入する投資信託委託会社や、銀行、信託銀行、保険会社などがあります。

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