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買い持ち戦略、確定拠出年金、株式分割、空売り

■買い持ち戦略

買い持ち戦略とは、証券あるいはポートフォリオをかなりの長期間保有し続ける投資戦略のことを言います。

保有期間は債権の場合、基本的に満期までとなり、満期のない株式ではコーヒー缶戦略といわれる位長い期間が想定されています。

この戦略の直接的な長所はキャピタル・ゲイン実現に伴う税負担の軽減と、アクティブ運用に伴うコスト軽減である。

債券投資では目的とする投資期間内に償還が到来する債権を購入し、そのまま満期まで保有し続ける運用をさします。
そのため、途中で売却しない限り、金利変動リスクを負うことはなく、想定していた金利収入を得ることができます。

これは、キャッシュフローが確定している債券という投資対象の特性を最も有効に利用した戦略と言えます。

この戦略は保有債券を満期保有に限定することで時価会計下でも途中の時価評価を省略することが可能であり、低金利時の債券ポートフォリオ戦略のひとつとして考えられます。


■確定拠出年金

確定拠出年金とは、加入者が掛け金の運用方法を自分で指示し、運用実績に応じて将来受け取る年金額が変わるというしくみを持った年金で、国民年金や厚生年金などの公的年金を補う企業年金などに取り入れられる見込みです。

■確定拠出年金のしくみ

銀行や証券会社などの金融機関が運営管理機関となり、加入者から運用の指図を受けるとともに、加入者の講座ごとに資産の記録管理を行います。
信託銀行や保険会社などの資産管理機関は加入者の掛け金を管理する機関で、運営管理機関からの指図にしたがって資産を運用します。

■株式分割

株式分割とは、1株を2株とか3株というように分割することいいます。
証券取引所やジャスダック市場は、株の購入単位が50万円前後かそれ以内になるように上場企業に要請しています。

その要請に基づき、株価が上昇して最低売買単位の金額が100万円や200万円という風に大きくなってしまった企業は、株式分割することで売買単位を落とすことが多い。

仮に1株を2株に分割すると、投資家が保有する株数は2倍になるが、1株利益や1株株主資本なども半分になるために、1株の実質的な価値も半分になります。

■空売り

空売りとは、株券を借りて売ってしまう取引のことをいいます。
空売りの場合は、買戻しをして決済したところで一連の売買が完結します。

空売りした水準よりも株価が下落して、安い水準で買い戻しできれば利益が得られますし、
逆に、空売りした水準よりも株価が上昇してしまい、高い水準で買い戻しすることになれば、その分損失になってしまいます。

空売りは信用取引の一種であり、元手の約3倍程度の金額まで売り建てすることが可能です。
ただし、最悪の場合には、株価がどこまでも上昇していく可能性があり、損失額が青天井になってしまうこともあります。

空売りは下落相場でも利益が取れるという優れた取引方法ですが、リスクが高いことにも留意しておく必要があります。

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