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利益、配当、PER、PBR、ROE、イールド・スプレッド

■売上高

売上高とは製品やサービスを販売して得た収入。

■営業利益

営業利益とは本業で得た利益を表す。
売上高-(売上原価+販売費・一般管理費)

■経営利益

経営利益とは、本業以外の業務も含めた、その会社の収益力を表す。
営業利益+営業外利益(受取利息や配当金などの営業外収入)-営業外費用(支払利息などの営業外支出)

■当期利益

当期利益とは経常利益に土地や有価証券の売買による損益をプラスまたはマイナスし、法人税などを差し引く。
当期の最終的な利益(純利益)を表す。

■配当利回り

配当利回りとは、投資金額の何%の配当が得られるかを示す。
預貯金や債券の利回りと比較されたり、倒産のリスクが少なく将来に渡って安定した利益が見込まれる電力、ガスなどの公共関連株の分析に用いられる。
1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)

■PERとは(Price Earning Ratio=株価収益率)

PERとは株価が1株あたり利益の何倍まで買われているかを表す。
株価÷1株当たり利益

この倍率は、現在の株価で株式を購入すると何年で投資資金を回収できるかを示し、たとえばPERが20倍なら、今期の1株あたり利益が今後も続くと仮定すれば、元をとるまでに20年かかるということになる。

■PBR(Price Book-value Ratio=株価純資産倍率」)

PBRとは、土地や建物、有価証券などの資産から借入金などの布石を差し引いたもの(株主資本、自己資本ともいわれる)。
これを発行済株式数で割ったものが1株当たり純資産である。
株価÷1株当たり純資産

■レシオ(実質PBR)

レシオとは、PBRを時価で評価しなおした指標。時価で評価した株式の総額を、同じく時価で評価した純資産で割って算出する。
時価と帳簿価格の差である含み損益を抱えない実質PBRが得られる。

■ROE(Return On Equity=株主資本利益率)

ROEとは、株主資本(株主のものとなる純資産)によってどれだけ利益を上げられたか、つまり株主資本がどれくらい有効に活用されたかを表している。

ROEが高い企業は、投資家が出資した資金を有効に使って利益を上げていると判断できるが逆に低い企業は、その企業の株を買うより預貯金その他の金融商品で運用したほうがよいということになるので、投資対象としては魅力が薄い。

ただし、当期利益が低くても、株主資本より借入金などの負債が多い企業はROEが高くなるので注意が必要である。

■イールド・スプレッド

長期金利-株式益回り
株式益回りとは、1株当たりの利益(当期利益を発行済株式数で割ったもの)を株価で割った数字(%)をいう。
1枚当たりの利益を株主の利益、株価を株主の投資資金として、株主の利益が投資資金の何%にあたるかを表す。

■株価キャッシュフロー倍率

①キャッシュフォロー=当期利益+減価償却費
②1株当たりキャッシュフロー=①÷発行済株式数
③株価キャッシュフロー-倍率=株価÷②

キャッシュフローとは、税引き後の当期利益に減価償却費を加えたもので、企業入ってくるキャッシュをおおまかに表している。

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